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作成者:内海慶一
Author:UTSUMI Keiichi
picto@mx35.tiki.ne.jp
ライフログ


カテゴリ:イベント( 24 )
イベント:「都市鑑賞論」大山顕×内海慶一


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vol.1「公園にはすべり台を見に来た」
vol.2「『街角図鑑』出版記念イベント」
vol.3「路上観察レジェンドDay」
と開催してきたスライドトークイベントの第4弾が決まりました。

今回のゲストは私と同い年の友人、フォトグラファー&ライターの大山顕さん。『工場萌え』や『団地の見究』などの著書で知られています。

第4弾のタイトルは「都市鑑賞論」。

今回は写真のプレゼンだけでなく、“街を見る”という行為そのものについて2人が考えてきたことを話し合ってみようと思っています。

これまでに大山さんが発表してきた様々な「鑑賞ジャンル」を見せてもらいながら、同時に、大正の考現学から現在のSNSの写真シェア文化にいたる「都市鑑賞ヒストリー」を振り返りつつ、「私たちはなぜ、ある種の『景観』に惹かれてしまうのか」を考えてみたいと思います。



日本ピクトさん学会presents
スライドトークイベントvol.4
「都市鑑賞論」

【出演】
大山顕/フォトグラファー、ライター。著書『工場萌え』『団地の見究』『高架下建築』『ジャンクション』『共食いキャラの本』、他。「デイリーポータルZ」のライターとして10年以上にわたり活躍中。 Twitter: @sohsai
内海慶一/日本ピクトさん学会会長。主に文筆業。著書『ピクトさんの本』『100均フリーダム』 寄稿『街角図鑑』『路上と観察をめぐる表現史ー考現学の現在ー』 Twitter: @pictist

【日時】
2017年3月4日(土) 19:00〜21:00(開場18:30)

【会場】
KAMP(岡山市北区奉還町3-1-35)

【料金】
2500円(1ドリンク付き)

【予約】
下記メールアドレス宛てに、お名前と予約人数、電話番号をお送りください。
picto@mx35.tiki.ne.jp (内海慶一)
*3日以内に返信いたします。


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by pictist | 2017-01-30 23:44 | イベント
何も問いかけない写真/中塚浩

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2016年12月3日、野村泰介さんが開催した「中塚浩が遺した昭和の写真 〜戦前・戦後の東京の日常〜」というスライドトークイベントに出演させていただいた。イベントの前後に考えたことをまとめておく。

野村さんが管理する中塚浩の写真ブログ
SUISHI'S PHOTO

suishi(すいし)こと中塚浩(1916-1997)は1940年代から半世紀以上にわたって日常の写真を撮り続けた。街並み、人々、店舗、乗り物、部屋の中……。しかし中塚は生前、その膨大な写真を人に見せたことはなかった。家族を撮った写真でさえ、写っている当人に見せることはなかった。

中塚の写真が「人に見せるための写真」ではなかったことは強調しておきたいポイントだ。これは世に溢れる他の写真との決定的な違いだろう。SNS時代の現在、写真は「シェア」するために撮られがちだ。インターネット以前においても、写真を介して誰かと思い出を共有することはよくあった。みんな、ごく親しい誰かと写真を共有していた。だからアルバムがあった。アルバムに写真を貼った。

しかし中塚は人と写真を共有しようとはしなかった。人に見せる必要がないので、ほとんどの写真は袋に入れっぱなしの状態で、アルバムに貼られていない。

もちろん、「自分自身が後で見返して懐かしむために写真を撮る」ということは、私たちにもある。しかし多くの場合、それは特別な日や特別な場所を思い出に残すためだろう。あるいは好きなモノ・好きな場所・好きな人の姿を手元に置きたいという欲望によってシャッターが切られる。

中塚の写真からは、そのような分かりやすい欲望は感じられない。中塚の写真にはテーマ性がない。とにかくなんでも撮っている。まるで見るものすべてを写真に残そうとしているかのようだ。

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中塚写真の名作の一つ、銀行の窓口(1964年)

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胃潰瘍で入院した際に撮った写真。病院の廊下の掲示板(1964年)

中塚はすべての写真に撮影場所と日付けを記しているが、はたして後年、それを見返していたのだろうか。どうもそのようには感じられない。段ボール箱に詰め込まれた膨大な写真袋を何度も出し入れしていたとも思えない。撮影し、記録し、保管した時点で本人の中では完結していたのではないだろうか。

また、中塚の写真はいわゆる「記録写真」とも違う。記録写真もやはり、あとで見返すために撮られるものだ。さらに言えば、あとで役に立つだろうという想定のもとに撮られる(社会的に、あるいは作品として)。しかし中塚は、自分の写真をのちのち何かに役立てようとはまったく考えていない。発表するつもりがないのだから。

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自宅でなぜかミシンを撮る(1965年)

もう一つ。中塚は、「写真が趣味」「写真好き」ではなかった。写真を趣味にしている人の多くは、自己表現として写真を撮る。コンテストに応募する人もいる。大きく引き伸ばしてどこかに展示することもある。そして撮影技術を磨こうとする。そのために被写体を探す。つまりそこにおいて被写体は写真に服従させられている。

しかし中塚の写真からは「表現臭」が一切感じられない。50年間、撮影技術はほとんど向上していない。うまく撮ろうとしていない。被写体が「解放」されているのだ。ご家族も、中塚が写真雑誌や写真集を見ていたという記憶はないと証言している。

中塚浩の写真は淡々としている。だからこそ凄みがある。

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なんでもない歩道(港区虎ノ門/1964年)

中塚の写真の中からいくつかを抜き出して「コンポラ写真を先取りしていた」と言ってみるのも面白いかもしれないが、それも無理があるだろう。繰り返すが、中塚の写真は「表現」ではなかったのだ。

私もときどき、中塚の写真に似た写真を撮ることがある。日常そのままの、なんでもない写真を意識的に撮る。しかし撮影しながら心のどこかで「いつかこれを誰かに見せる日が来るかもしれない」と考えている。「何かの役に立つかもしれない」と。だから表面的には似ていたとしても、被写体を服従させようとしている時点で中塚とはまったく異なる行為をしていることになる。

中塚の写真はしばしば「shoot1230」を想起させる。「shoot1230」とは、2010年に大山顕がツイッターで呼びかけ、現在も続いている実験的な写真遊びだ。毎日12時30分になったらどこで何をしていても強制的に写真を撮り、それをツイートするというもの。「shoot1230」は撮影者から「意図」や「欲望」を剥ぎ取る。参加者は「わざわざ写真に撮ったことのない何か」を、構図を練る間もなく撮らされてしまう。

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岡電バス車内。晩年もこのような写真を撮り続けていた(1994年)

中塚は50年以上にわたって撮りためた写真を大切に保管していたが、かといってそれを子供や孫に託そうとしたりしていない。「後世の人に見てもらいたい」とも思っていない。中塚の死後、彼が写真を保管していた段ボール箱はあやうく廃棄されるところだったそうだ。孫の野村泰介さんがたまたま「発見」し、救出したことで日の目を見た。

今回のイベントのタイトルを野村さんと相談して「中塚浩が遺した昭和の写真」と付けたが、実際は「遺した」のではなく、たまたま「遺った」のだ。撮影者の人生とともに消えていたはずの写真を、私たちは偶然目撃したに過ぎない。

中塚浩の写真は、何も問いかけない。何も問いかけてこない写真を見て、私はさまざまなことを考えてしまう。



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by pictist | 2016-12-12 22:08 | イベント
「路上観察レジェンドDay」ありがとうございました

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「路上観察レジェンドDay」にご来場いただいたみなさま、ありがとうございました。仙台、名古屋、大阪からお越しいただいた方もいてびっくり。

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徳山雅記さんはかつて採集していた「自転車の風切り(かざきり)」コレクションを披露。それから、

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1980年代の上海で撮影した「自転車の子供用椅子」コレクションも紹介していただきました。

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これがめちゃくちゃ面白くて。ここで発表するだけじゃもったいないと思った。歴史的な資料価値もあるし。もちろん現在の中国ではもう見ることはできません。「80年代を過ごした中国の方が見ると懐かしいでしょうね」と徳山さんがおっしゃってました。ほんと、見せてあげたいですよね。「まさに自分はこんな椅子に乗っていた」という人もいるでしょう。

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そして赤瀬川さんとの思い出の写真とともに、当時の様々なエピソードを語っていただきました。上の写真は『サンデー毎日』1987年11.29号に掲載された、路上観察学会の上海遠征時の様子。この遠征には徳山さんも同行しており、写真の横断幕の制作を手伝ったりもしたそうです。

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徳山さん

さらに透かしブロックの写真作品で知られる写真家・広瀬勉さんが学生時代に発表した伝説の作品、「徳山君の部屋」の写真も多数ご紹介いただきました。「徳山君の部屋」とは何か? についてはこちらを。

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「徳山君の部屋」を訪れたデビュー前の「たま」のメンバーの写真も見られたのでうれしかったです。「知久さんの服がすでにあのお馴染みのやつだ!」とか言いながら盛り上がってました。

そして、あの赤瀬川原平作品「大日本零円札」の実物を持ってきてくださいました!

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どどん!
これが、零円札(本物)…!
「最初は300円で交換してたけど、のちにレートが変動して500円になった」とのこと。千円札裁判で有罪が確定したあとに赤瀬川さんがつくった作品です。

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大日本零円札(本物)を手に取って喜ぶ私たち。でかい。

後半は「おかやま路上観察学会」主宰の河原馨さんが登壇。30年間にわたって撮ってきた路上観察写真を見せていただきました。

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河原さん
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河原さんは赤瀬川さんと同い年なんですが、赤瀬川さんや藤森さんを「家元」と敬い、長年、岡山で路上観察活動を続けてこられました。現在も年に2回、写真展示による発表を行っています。

スライドでは30年分の写真の中からほんの一部を紹介させていただいたのですが、岡山で撮った写真が多いので、物件そのものの面白さとは別に「知っている街の昔の姿が写っていること」の面白さもありました。

いちばん盛り上がったのがこれ。巨大純粋階段。

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岡山市在住の方なら下石井公園をご存じかと思います。幸町図書館のある、西川沿いの。この写真は1991年の下石井公園の様子。

幸町図書館のすぐ前に「登って降りるだけ」みたいな小高いコンクリートの山がありますよね。階段とスロープがあって。あれが、この写真の場所なんです。

「単に工事が始まる前の状態っていうだけでしょ?」と思うでしょう。ところが河原さんの口から語られたのは、驚きのエピソードでした。たしかにこの純粋階段は、現在ある、あのコンクリートの憩いの山の部材です。でも、そう単純な話ではなかったんです。

・・・とここまで書いておいてすみません、わりとややこしい話なので、そのエピソードについては割愛します。

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ぼそぼそしゃべる司会

今回のイベント、たぶん私がいちばん楽しかったんじゃないかと思ってます。お二人のお話をじっくり伺えた上にコレクションも見せていただけて、零円札にもさわれて、最高でした。

主催者がこんなことを言うと不思議に思われるかもしれませんが、私はイベントとかに登壇するのが苦手で、ましてや司会進行なんてできれば自分ではやりたくないんです。客席で見たい。でも東京で開催されているような自分好みのイベントを岡山でやってくれる人がいない。だから自分でやるしかないと思ってやっています。

数は少ないかもしれないけど、地元に自分と似たタイプの人がいたとしたら絶対喜んでくれるだろうと思ったので、このスライドトークイベントを始めました。「滝本晃司さんのすべり台トークが岡山で見られるの!? やったー!」って。「わー、街角図鑑の執筆者が岡山に来るんだ、デイリーのライターさんも来る、絶対行こう!」って。もし自分がお客さんだったらそう思うであろう、最高にうれしいイベントをやってるんです。仕方なく。

だからなんていうか、もう一人の自分に向けてやっているような、そんな気持ちです。客席で見たい。まじで。誰か司会やって。


ちなみに徳山さんは東京では見られない鉄管スロープをたくさん撮って帰られたようです。徳山さん、河原さん、どうもありがとうございました。



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by pictist | 2016-10-14 04:12 | イベント
「路上観察レジェンドDay」開催

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滝本晃司さんを迎えてすべり台を鑑賞した第1回、『街角図鑑』出版記念イベントとして開催した第2回に続く、スライドトークLIVE第3弾の開催が決まりました。

路上観察歴30年以上の河原馨氏、かつて赤瀬川原平と共に「脳内リゾート開発事業団」を設立した徳山雅記氏のお二人をゲストに迎え、路上観察の過去と現在を語ります。もちろん、これまでに撮りためた路上物件も多数紹介。

赤瀬川さんの思い出やお二人が熱中した観察ジャンルなど、様々な角度からお話を伺いながらスライドを鑑賞していきます。路上観察の先輩方のお話が直接聞けることを、企画者の私自身がなにより楽しみにしています。うあー、客席に座りたい!

【追記】
なんと、徳山さんが「零円札」を持ってきてくださいます。そう、赤瀬川原平がつくった、あの「本物の零円札」です。伝説の作品を間近で見てください。

ーー

日本ピクトさん学会 presents スライドトークLIVE vol.3
「路上観察レジェンドDay」


【出演】
河原馨(かわはら・かおる)/「おかやま路上観察学会」主宰
1937年、岡山生まれ。サイカイコンサルタント勤務、一級建築士。1986年に赤瀬川原平らが設立した「路上観察学会」に触発され、同年「おかやま路上観察学会」を設立。以来30年間、休むことなく物件収集と写真展の開催を続けている。著書に『裏美考』、『岡山の路上観察』(共著)、『岡山の看板』、『岡山ぶらり散策』、『岡山ハイカラ建築の旅』、『岡山おもしろウオッチング』(共著)、『岡山の木造校舎』、『岡山の考現学』(共著)、他。

徳山雅記(とくやま・まさき)/小学館「ドラえもんルーム」編集長
1966年、岡山県笠岡市生まれ。1986年、美学校の赤瀬川原平考現学研究室に中途入室。1987年、「路上観察学会」上海遠征に参加。1990年、小学館に入社。立体写真(ステレオ写真)に熱中し、1991年に赤瀬川原平ら数名と「ステレオオタク学会」設立。1992年6月、同メンバーと「脳内リゾート開発事業団」を設立。トマソンの他に自転車の「風切り」などを撮影収集している。

【企画・進行】
内海慶一(うつみ・けいいち)/日本ピクトさん学会会長

【日時】
2016年10月9日(日)14:00〜16:00(13:30開場)

【会場】
KAMP(岡山市北区奉還町3-1-35)

【料金】
1000円(1ドリンク付き)

【予約】
下記メールアドレス宛てに、お名前と予約人数、電話番号をお送りください。
picto@mx35.tiki.ne.jp (内海慶一)
*3日以内に返信いたします。



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by pictist | 2016-09-17 16:53 | イベント
『街角図鑑』出版記念スライドトークLIVEの記録


2016年6月11日の『街角図鑑』出版記念スライドトークLIVE、無事終了いたしました。ご来場いただいた37名のみなさま、ありがとうございました。東京、大阪、宮城、愛知、広島、鳥取と、県外から足を運んでくださった方も多く、うれしかったです。

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事前に「書籍の内容とは少し違うプレゼンをしますよ」と告知していましたが、三土さんは「街角博士になるための学習プログラムをつくってみた」話と、「人口知能は写真を見て街角物件を当てられるのか実験してみた」話をプレゼン。さすがプログラマーです。

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三土たつおさん

キムチさんは「語られなかった、もうひとつの送水口」と題して、書籍未収録の送水口ネタを披露。だったんですが、自己紹介がわりに最初に見せてくれた「他の収集ジャンル」の話が面白くて、そっちの話もかなり盛り上がりました。「犬の置物につけられているリード」とか、「事故注意看板の血しぶき」とか、目線がいちいち独特で、かつ狭い! その狭さが面白い。

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キムチさんが着ているのはゴールド送水口T

アシモフこと伊藤健史さんは、「擬木史」と「ダイイングメッセージ」をプレゼン。擬木史とは、文字通り擬木の歴史のこと。それはいいけど、ダイイングメッセージってなんだ。

ダイイングメッセージとは、街で見かけるペンキなどで描かれた手書き文字。それが滲んでたり垂れてたりして、意図せぬおどろおどろしさが出てしまっているものがありますよね。これを「死に際に自分の血で描いたダイイングメッセージなのではないか」と見立てて鑑賞してみようという、決して街角図鑑には掲載されないジャンルです。いやー、笑った笑った。

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ふぁんしーTを着用して擬木史を熱く語る伊藤さん。

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僕はピクトさんTで臨みました。

終演後の懇親会も楽しかったです。以前よりネット上でご活躍を拝見していた「エアコン配管」鑑賞家のNEKOPLA斎藤さんにお会いできたのもうれしかった。それから「とまれマーク」収集家の実繁さん、「ダンメン」の吉永さん、「おかやま街歩きノオト」の福田さんなどなど、客席にいた人だけであと3回くらいイベントができるんじゃないかというほどの豪華メンバーが集結していました。

会場で流していたのは、テクノポップユニット三鷹の曲。メンバーのタカハシさんも東京から駆けつけてくださいました。

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ところで、出演メンバーでイベント前に街歩きしたのですが、ここで思わぬ収穫がありました。

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これ。東京から来たみんながやたらと写真を撮ってるので「なんで?」と思ったら、こういう単管パイプを溶接してつくった段差スロープは東京では見かけないらしいんです。

「そうなのか!」とびっくり。岡山では普通ですよね。どのあたりのエリアまで広まってるのか、調べてみたい。岡山だけなのか、中国地方ぐらいまではあるのか、はたまた西日本なのか。

そして誰が最初にやり始めたんだろう。一つ一つ現場に合わせてカスタマイズされているようなので、一点モノとしての味わいもあります。今までちゃんと見てなかったなあ。

で、これなんて呼ぼうかな。「鉄管スロープ」なんてどうでしょう。



実業之日本社のサイトにもイベントレポートが掲載されました。
『街角図鑑』イベントレポート

■追記:ツイッターで鉄管スロープのことを書いたところ、かなり盛り上がりました。各地方にお住まいの方から「見たことない」という声が続々と。どうやら岡山県と広島県にしか存在しないようです。いったい、いつごろ、誰が始めたんでしょうね。引き続き調査していきたいと思います。

鉄管スロープ



日本ピクトさん学会 presents 文化系スライドトークイベント、
第3弾も開催する予定です。
詳細が決まりましたらまたこちらでお知らせします。



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by pictist | 2016-06-14 00:55 | イベント
『街角図鑑』出版記念スライドトークLIVE開催


4月24日に開催した滝本晃司スライドトークショー「公園にはすべり台を見にきた」に続きまして、日本ピクトさん学会 presents 文化系スライドトークイベントの第2弾が決定しました。

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『街角図鑑』(三土たつお/実業之日本社)の出版を記念して、著者の三土たつおさんと寄稿者3名によるスライドトークショーを6月11日に開催します。きっと、いつもの見慣れた街の景色が違って見えるはず。

各人プレゼンを準備中ですが、書籍の内容と同じプレゼンはしませんよ。書籍未収録の別ネタをご用意しております。お楽しみに。

日本ピクトさん学会 presents
文化系スライドトークイベント vol.2
『街角図鑑』出版記念スライドトークLIVE


【出演】
・三土たつお(プログラマー、ライター) @mitsuchi
・伊藤健史(有毒生物愛好家、ライター) @Asimov0803
・kimuchi(送水口鑑賞家) @ki_mu_chi
・内海慶一(日本ピクトさん学会) @pictist
  
【会場】
KAMP(キャンプ/岡山市北区奉還町3-1-35)
http://kamp.jp/

【日時】
2016年6月11日(土) 19:00〜21:00(開場18:30)

【料金】
2000円+1drink(500円)

【予約】
下記メールアドレス宛てに、お名前と予約人数、電話番号をお送りください。
picto@mx35.tiki.ne.jp (内海慶一)
*3日以内に返信いたします。

●『街角図鑑』についてはこちらのブログ記事をご参照ください。
http://pictist.exblog.jp/25167239/

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by pictist | 2016-05-03 00:22 | イベント
滝本晃司ライブ岡山2daysの記録

滝本さんが3年半ぶりに岡山に来てくださいました。
しかも4月23日・24日の2days!

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4月23日は岡山デスペラードでのライブ。滝本さんの岡山ライブは毎回、友人の福本伸太朗くんが企画しており、サポート演奏もしています。今回は初のライブハウス開催ということでさらに人数を増やし、なんと計4名のサポートメンバーが集結。曲によっては滝本さんを含め5人編成のバンドアンサンブルを奏でることになりました。

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バンド演奏、最高! 特にベースの音がブーンと入ってきたときは一気に心を持っていかれました。そしてパーカションの心地良いリズム、曲を彩るマンドリン、ピアニカ、口琴。大げさかもしれませんが、なんだか小さな奇跡を見ているようでした。

地元でこんなライブが見られるなんて。ちょうど各パートの楽器を弾ける人がいて、しかも滝本ファン・たまファンで。そんなメンバーが揃ったということが、なんともうれしかったです。みなさんありがとう!

ちなみにベースを担当したREDさんの師匠は、元マルコシアス・バンプの佐藤研二さん。たまファンならイカ天の5週目を思い出しますよねえ。

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師匠と同じ白手袋がまぶしいREDさん。弾いてるベースは佐藤さんから譲り受けたものだそうです。



そして4月24日は僕の企画でスライドトークショーを開催しました。これまでも岡山の滝本ライブでは、おまけコーナーで一緒にスライドショーをやっていたのですが、今回は滝本さんからの提案もあり、別日で独立開催することに。

僕もちょうど地元でスライドイベントをシリーズでやろうかなあと思っていたところだったので、その第1回という位置づけにさせていただきました。

題して、「滝本晃司スライドトークショー 公園にはすべり台を見にきた」。これはもちろん、滝本さんのたま時代の曲「公園には自転車できた」をもじったタイトルです。

イベントの告知記事はこちら→ http://pictist.exblog.jp/25049095/

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おかげさまでほぼ満席となりました。この2daysを楽しむために、なんと東京から来てくださった方も。

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事前に滝本さんに撮ってきていただいたすべり台の写真と、僕が撮った写真、そして投稿いただいた写真を織り交ぜながら紹介しました。

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「すべり台鑑賞家・滝本晃司」とトークできるなんて、感無量でした。10代の頃の自分に教えてあげたいです。

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スライドショーのあとは質問コーナーへ突入。事前打ち合わせなしで、みなさんからいただいた質問をぶつけていきました。

印象に残った回答をいくつかご紹介します。

●たまへの加入が決まって最初につくった曲は「夏の前日」。石川さんのパーカッションの感じとかをイメージしながらつくった。

●加入前からたまが好きでライブを何度も見に行っていた。たまの3人は歌を歌っている人が3人とも違うタイプなのに、3人とも声が好きだった。

●たまのアルバム『しおしお』というタイトルは自分の案。快獣ブースカの「しおしおのぱー」から。『でんご』は知久くんだったかも。でんごの意味はわかんない…
※2016年9月追記/のちに石川浩司さんに聞いたところ、『でんご』収録の「カニバル」のコーラスで誰が言い出したか「でんご、でんご」と言ってたから、だそうです。聴き返したらたしかに言ってる! 「森のー 中はー 静かーにー…」のところから。今まで気づかなかった。ただ「でんご」そのものの由来は不明…

●イカ天。3週目の「オゾンのダンス」は最初違う曲(「かなしいずぼん」だったかなにか)を考えていたけど、ケラさんに相談してアドバイスをもらい、「オゾンのダンス」でいくことにした。

●初めて曲をつくったのは中学2年生のとき。ボサノバチックなフォークソング。当時、荒井由実の「あの日にかえりたい」がヒットしていたので、その影響があった。

●歌詞をつくるときは、自分でも理解不可能な部分、自分でもいつも疑問が持てるような部分をあえて入れておく。


そして休憩をはさんで、生音ライブ。この日も福本くんがサポートで参加してくれました。

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僕はVJ(?)的に、後ろのスライドに写真を映写。会場のある奉還町界隈で撮影した装飾テントを流してみました。

滝本さん、リハのときに「生音だから、よく考えたら動き回ってもいいんだよね」と冗談っぽく言ってたのですが、ラストの曲では本当にギターを弾きながら客席の後ろへ移動! 前に取り残される福本くん。後ろから聞こえるギター、前で鳴るピアニカ。この空間でしか体験できない貴重なライブとなりました。

また次回も、福本くんたちと一緒に岡山でしか見られない滝本ライブを実現できればと思っています。お越しいただいたみなさま、ありがとうございました。

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ライブ前に訪れた公園にて。すべり台に熱い視線を送る滝本さん。




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by pictist | 2016-04-30 00:51 | イベント
滝本晃司スライドトークショー 『公園にはすべり台を見にきた』


日本ピクトさん学会presents 文化系スライドトークイベント Vol.1
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滝本晃司スライドトークショー 『公園にはすべり台を見にきた』
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2016.4.24 sun|okayama KAMP


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оО 「すべり台鑑賞家」滝本晃司が復活します

ミュージシャンとして活躍する滝本晃司さん(ex.たま)が、かつて「すべり台鑑賞家」でもあったことはファンの間では有名。長らく公園から遠ざかっていましたが、今回、すべり台鑑賞家・滝本晃司がついに帰ってきます。


оО 日曜の昼下がりにまったりと

みんなで一緒にすべり台および公園遊具の写真を見ながら、日曜の昼下がりにふさわしいゆるゆるトークを繰り広げたいと思っています。会場はカフェです。お好きなドリンクを飲みながらくつろいでご鑑賞ください。


оО 滝本さんに聞いてみたいこと、ありませんか

スライドトークとは別に質問コーナーを設けて、滝本さんにインタビューします。聞いてみたいことがありましたら、予約時にメールにお書き添えください。「デビュー当時の思い出」のような広いテーマでもいいですし、「最初につくった曲は?」というピンポイントな質問も歓迎です。一人何個でもOK。


оО 生音ミニライブもあります

前日の4月23日はデスペラード岡山で滝本さんのライブがあります。演奏はそちらで堪能できますが、こちら24日のスライドイベントでも、おまけでミニライブをやってもらえる予定です。きっと前日にやらなかった曲も聴けるはず。岡山でしか見られない滝本晃司トーク&ライブ、ゆっくりお楽しみください。


FBページもつくりました。
https://www.facebook.com/events/920156058103988/

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♯ 滝本晃司スライドトークショー 『公園にはすべり台を見にきた』

【内容】スライド鑑賞トーク(すべり台と公園遊具)
    滝本さんへの質問コーナー、ミニライブ
【出演】滝本晃司(ex.たま)
    内海慶一(日本ピクトさん学会)
    福本伸太朗
【会場】KAMP(キャンプ/岡山市北区奉還町3-1-35)
    http://kamp.jp/
【日時】2016年4月24日(日) 14:30〜16:30(開場14:00)
【料金】2000円+1drink(500円)
【予約】下記メールアドレス宛てに、お名前と予約人数、
    電話番号をお送りください。
    picto@mx35.tiki.ne.jp (内海慶一)
    *滝本さんに聞いてみたいことがありましたら
    質問内容をお書き添えください。
    どんな質問でも構いません。何個でもOKです。
    *3日以内に返信いたします。

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デスペラード岡山のライブ予約はこちらからどうぞ。
http://www.desperado-okayama.com/live.html



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by pictist | 2016-03-16 03:13 | イベント
間取り図ナイト2014@岡山

2年ぶり2度目の全国ツアーを行った大人気イベント「間取り図ナイト」のツアーファイナルが2014年11月26日、岡山市奉還町のカフェONSAYAさんで開催されました。今回も笑いっぱなしの2時間。

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前回と同じく、僕もゲスト出演させてもらいました。大山さんとはもう10年、森岡さんとも数年のつきあいになります。今回は大塚さんがスケジュールの都合で来られなかったのが残念でした。

前回は「シュロ景」をプレゼンしましたが、今回は「装テン」をプレゼン。撮りためた装テン写真の中から、会場のある奉還町界隈のものを選んで紹介しました。

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大山さんはマンションポエムをプレゼン。間取り図、装テン、マンションポエムの不動産3部作という感じになりました。

そしてなんと、3人の共通の知人であるライターの三土たつおさんが、このイベントを見るために東京から来てくださいました。ありがとう!



僕はマドリストではないけど、ときどき「面白い間取り図って、単なる描き間違いでしょ?」と言う人がいるのは、とても残念だなあと思うんです。

間取り図ナイトでは実際の物件の内観写真も一部紹介しています。シンクのすぐ横に便器が描かれている間取り図。5枚ある畳の大きさがすべて異なる間取り図。コンビニの店内に寝室が並ぶ間取り図。どれも実在するんです。現実は僕たちの想像の斜め上を行ってる。

中には描き間違いもあるだろうけど、でも上記のような衝撃的な物件の実在を知ってしまうと、軽々に描き間違いと断定することもできなくなるんですよね。そこが面白い。実在するのか、しないのか。虚実のはざまで妄想を繰り広げられるところが間取り図鑑賞の醍醐味だと思います。マドリストじゃない僕が言うのもなんだけど。

『間取り図大好き!』レビュー



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by pictist | 2014-10-28 12:26 | イベント
ふぁんしーナイト大盛況

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「ふぁんしーナイト」にご来場いただいたみなさま、
どうもありがとうございました。
楽しかったー。
大好きな3人と一緒にイベントができて感無量です。

予想以上にたくさんの方に来ていただけてうれしかったです。
こちらからUSTのアーカイブを
視聴することができますので、見逃した方はぜひ。
ふぁんしーナイト USTREAM

私は前日まではあえてふぁんしーとは関係ない
「シュロ景」のプレゼンをやろうかなあと思ってたんですが、
それはやめて、ご覧のように「LOVE」についてプレゼンしました。
見返すと面白いな。

関連ツイートのまとめはこちら。
ふぁんしーナイト - Togetterまとめ

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会場ではマニアパレルのバドンさんが
ふぁんしーTを販売。
我々も無理やり着させられました。

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ふぁんしーおじさんズ…
(左から伊藤健史、大山顕、前川ヤスタカ、内海慶一)

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なんと通販もするそうです。
何着売れるんだこれ。

マニアパレル|ふぁんしーTシャツ通販開始

1人ずつ星を描いたんですが、
私が描いたのは上段左のモコモコした星。
ちょっとピクトさんっぽい。



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by pictist | 2014-05-15 04:54 | イベント