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作成者:内海慶一
Author:UTSUMI Keiichi
picto@mx35.tiki.ne.jp
ライフログ


カテゴリ:ぬかコラム( 80 )
赤鼻のトナカイ
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サンタクロースのソリをひいているトナカイって
犬ゾリの犬のようなものだろう。
寒空の下、一晩中ソリをひくという
厳しい労役を負っている。
あれは好きでやっているのだろうか。
文句はないのか。

「赤鼻のトナカイ」というクリスマスソングがある。
「真っ赤なお鼻のトナカイさんは」というやつだ。
みんなから笑われているトナカイであるが、
サンタクロースから
「暗い夜道はぴかぴかのお前の鼻が役に立つのさ」
と言われ、「今宵こそは」と喜ぶ。

いやいや。
鼻が役に立つ・立たないという問題ではなく、
ソリをひかされているという
根本的な問題についてはどうなのだ。
今後もこのままでいいのかトナカイ。
喜んでいる場合か。

「トナカイは“子供たちに夢を届ける”という役割に
やりがいを感じており、サンタと同じく
自らすすんでやっているのだ」 という意見もあるだろう。

しかし「やりがい」という言葉ほど危ういものはない。
サンタクロースによって植え付けられた「やりがい」
という名の暗示によって無賃労働をこなすトナカイ。
私にはそう見える。

毎年、クリスマスの時期に
あちこちで「赤鼻のトナカイ」を聞くたびに、
この人のいいトナカイに言ってやりたくなる。

鼻を褒められたことぐらいでウキウキするんじゃない。
それはサンタの作戦だ。
お前は、本当にそれがやりたいのか。
本当にソリがひきたいのか。
自分自身によく問うてみろ。
サンタの人生と、お前の人生は別なのだぞ。



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by pictist | 2007-12-24 21:49 | ぬかコラム
非世界遺産
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世界遺産がどんどん増えていって、
いつか、地球が丸ごと世界遺産になるのではないか。

世界が世界遺産100%になる一歩手前、
最後の最後まで世界遺産にならなかった場所はすごい。
唯一の非世界遺産。
きっと世界中から観光客が集まってくるに違いない。
写真集も出るし、DVDも出るだろう。

そうすると今度は「非世界遺産登録」しようという話になる。
世界遺産にされてたまるか、というわけだ。

それはどこなのだろう。
「非世界遺産」認定地。
日本だろうか。外国だろうか。

もしかするとこの路地がそうかもしれないな、
などと思いながら散歩をしている。

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by pictist | 2007-12-23 19:35 | ぬかコラム
こちらでお召し上がりですか
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ハンバーガー屋に入った。
私が店に入ったとき、
すでに男性がひとりカウンターの前に立っていた。
他に客はいなかった。

私はなんとなく、その人がもう
注文を言い終えた後のような気がしていた。

カウンターに近づいていくと、
店員が「いらっしゃいませーこちらでお召し上がりですか」
と言ったので、私は「はい」と元気よく答えた。
そうしたら、同時にその男性も「はい」とうなずいた。

「いらっしゃいませーこちらでお召し上がりですか」は、
その男性に向けて放たれた言葉だったのだ。
彼も今来たばかりだったのだ。
彼に向けて投げかけられたはずの言葉に、
後から来た私が元気よく「はい」と答えた。

恥ずかしい。非常に恥ずかしい。
なんなら私のほうが声がでかかったくらいだ。
普段はボソボソしゃべるタイプの私なのに、
なぜそんなときに限って元気出すんだ。

その男性客は、斜め後ろから聞こえてきた「はい」にも
特に動揺することなく、ハンバーガーを注文していた。
店員も私の「はい」が確実に聞こえたはずだが、
慌てず男性客の注文を承っていた。

私の「はい」は、なかったことになった。
私もなかったことにして、男性の斜め後ろで順番を待った。

他に客がいなくてよかったな、と思った。

そして、どっちかが「持ち帰りで」じゃなくて
本当によかったな、と思った。

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by pictist | 2007-12-22 19:03 | ぬかコラム
大地のリンゴ
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ジャガイモが「大地のリンゴ」と
呼ばれていることを、最近知った。
こういう言い回しはよく目にする。
いわく、アボカドは「森のバター」。
牡蛎は「海のミルク」。
とんぶりは「畑(または山)のキャビア」。

しかしである。
「大地のリンゴ」は、なんかおかしくないか。
なんだろう、この違和感は。
ジャガイモは大地のリンゴ・・・
ビタミンCが豊富とか、そういうことだろう。
言いたいことは分かるのだが、なにかひっかかる。

リンゴとジャガイモの距離が近いのだ。
リンゴだって木そのものは大地に生えてるだろう、
と言いたくなる。

つまりこの手の比喩は、
例えばアボカドのような木に生えているものを
乳製品のバターに喩えることの意外性、
その距離感にハッとするのだ。

とんぶりも、山に生えているものを
魚の卵=海のものに喩えたところに、
比喩の醍醐味がある。
「お、喩えやがったな」と思わせられる。

それなのに、ジャガイモを「大地のリンゴ」。
全然ハッとしない。
「喩えやがったな」感がない。

ジャガイモはジャガイモ単独で
十分活躍しているのだから、
リンゴの比喩は余計なお世話だろう。
もし私がジャガイモだったら、
リンゴを「樹上のジャガイモ」と言ってやりたい。

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by pictist | 2007-12-21 18:47 | ぬかコラム
蜘蛛の糸
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『蜘蛛の糸』のカンダタが
自分の後に続く罪人たちに構うことなく
糸を登り続けていたら、お釈迦様はどうしてたんだろう。

他の者が登ってくるのを邪魔することなく、
カンダタが蜘蛛の糸を登り続けていたら。
「みんなで極楽に行こうぜ!」
とか言って登っていたら。

蜘蛛の糸は重みに耐えきれずに切れていたのだろうか。
いや、それだとなにがなんだか分からない。
カンダタを救うチャンスをお釈迦様は与えてやったのだから、
もしもカンダタが他の者が登ってくるのを邪魔することなく
蜘蛛の糸を登り続けていたら、
カンダタは極楽に辿り着けていたはずだ。

さあそこからである。
その後に続く罪人たちはどうなるのだ。
カンダタが登り切ったところでお釈迦様は
蜘蛛の糸をチョン、と切ってしまうのだろうか。
「救いたかったのはカンダタだけだから。
生前、蜘蛛を助けたのはカンダタだから」
というわけか。

それってどうなんだ。
2位のやつなんか、ぬかよろこびだ。
せっかく必死に登ってきたのに。
人の気持ちを弄びやがって。

あとやっぱり、地獄にいる罪人を救うというのは
いくらお釈迦様でもやっちゃいけないんじゃないか。

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by pictist | 2007-06-28 02:42 | ぬかコラム
サラダ菜
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サラダ菜って、
大きく出たなと思う。

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by pictist | 2007-06-23 12:14 | ぬかコラム
Co., Ltd.のカンマについて
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企業名のあとにCo., Ltd.とついているのをよく見かける。
Company Limitedの略で、企業の有限責任を表す言葉だ。
あの「Co」と「Ltd」の間には
なぜか「.=ピリオド」と「, =カンマ」が2つ続いている。
あれはなんなんだ。
別にピリオドだけでいいじゃないか。
ピリオドとカンマ、2つも必要なのか。

そう思って調べてみると、
どうやらあれは日本だけの表記らしく、
やはり特に意味はないのだそうだ。
外国では普通に「Co. Ltd.」とピリオドだけ。
日本ではいつのまにか、
昔からカンマがついているらしい。

きっとある時、偉い人が間違えて書いたんだと思う。

本人も途中で間違いに気づいたけど
自分のミスを認めるのがイヤだから、
「まあ、これでもいいよね別に」って押し通したのだ。
「こういう書き方もあるんだよ?知らないの?」
みたいな態度で。

周囲の人間も内心では「おかしいよね」とは思いつつ、
しかし誰もそれを指摘できない。
「偉い人がそう言ってるんだから」と、
みんなそれに合わせて書き始めたのだろう。
そして時が過ぎても、「今までずっとこうしてきたんだから」と
有無を言わさず次の世代へ受け継がれていく。

イノベーションとか体質改善とか言ってる会社は、
まずCo., Ltd.のカンマから見なおしたほうがいいと思う。

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by pictist | 2007-06-19 11:37 | ぬかコラム
ど覚え
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ど忘れってあるけど
ど覚えもあるんじゃないかと思った。
「よくこの言葉出てきたな俺」っていう。
「accessの人の名前が浅倉大介」とか。
別に覚えようとしたこと一回もないのに。
海馬がもったいない。

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by pictist | 2007-06-16 00:33 | ぬかコラム
なりたい職業ランキング
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毎年、「大人になったらなりたい職業」
というランキングが発表される。
子供たちへのアンケート結果だ。
先日もニュースに出ていた。
今年は男子の1位が「野球選手」で
2位が「サッカー選手」だったそうだ。
一方、女子の1位は「食べ物屋さん」とあった。

食べ物屋さんにもいろいろあるだろう。
ケーキ屋さんとかハンバーガー屋さんとか
レストランとか。

それなら「野球選手」や「サッカー選手」も
「スポーツ選手」としてまとめるべきだと思う。

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by pictist | 2007-06-13 01:04 | ぬかコラム
びっくりマーク
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「!」マークの正式な呼び名が、漠然としか出てこない。
それを自覚しながら今まで生きてきた。
エクスプロなんとか、くらいの認識である。
もういい加減、知っておいたほうが
いいのではないかと思い、先日調べてみた。

「エクスクラメーション・マーク」だった。

そうきたか。
「エクスプレス」的な言葉と
ごっちゃになっていたようだ。
「エクスプロージョン」とかも混ざっている。

ひとまず今は覚えたが、いずれまた、
脳の中でエクスプレス化、
もしくはエクスプロージョン化しそうな気がする。
私の記憶力はそんなものだ。

あとエクトプラズム化していく方向も考えられる。
口から魂が出ていくやつだ。
「エクトプラズメーション・マーク」とか
間違って言ってしまいそうだ。

でもなんとなく、それはそれで
びっくり感が出ていてふさわしいような気もする。

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by pictist | 2007-06-10 21:01 | ぬかコラム