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![]() さっそくピクトさんグッズを買ってくださったみなさま、 ありがとうございます。 ときどきお店へ様子を見に行ってるんですが、 ピクトさんが並んでるその光景を見ると とにかくうれしくて、むやみにテンションがあがってしまいます。 私の長年の夢は 「ピクトさんグッズだらけのピクトさんショップをオープンして ピクトさんまみれになること」なんですが、 その夢にほんの少しだけ近づけた気がします。 いつか実現したい・・・ さて「ピクトさん缶バッジ」についてですが、 通販で購入できるのは25色中10色のみ。 残り15色は岡山県立美術館ミュージアムショップか セレクトショップmon cifakaでしか買うことができません。 岡山にお立寄りの際はぜひお土産にどうぞ。 実はシークレット柄があったりするので探してみてください。 ![]() なに色にするか、迷うのも楽しいですよ。 通販はこちらからどうぞ。 mon cifaka online store ーー 参考:前回のお知らせ記事 はやく言いたくてうずうずしてたお知らせを、 ついに発表することができます。 岡山県立美術館ミュージアムショップで 「ピクトさんトートバッグ」「ピクトさん手ぬぐい」 などのグッズ販売が2012年5月4日からスタート! 通販もあります。 ピクトさんを愛し始めてかれこれ11年。 ピクティスト人生でもっともうれしいできごとかもしれません。 製作と販売を手がけてくださるのは 岡山のデザイン事務所/アートギャラリー運営の株式会社シファカさん。 もちろん商品企画には私が全面的に関わっています。 今後も第2弾、第3弾とリリースしていく計画ですので、どうぞお楽しみに! ■ 【ピクトさんグッズ第1弾商品の概要】 〈ピクトさんトートバッグ〉 特徴:丈夫なキャンバス地のトートバッグです。便利なインナーポケット付き。 カラー:ナチュラル、ブラック、フレンチレッド、トロピカルピンク、ターコイズ サイズ:高さ35cm×幅30cm×マチ10cm 素材:綿100%(キャンバス) 販売価格:各3,570円(税込) ![]() ![]() ![]() 〈ピクトさんランチバッグ〉 特徴:お弁当箱にぴったりのキャンバス地バッグ。コスメなどの持ち運び用にも。 カラー:ナチュラル、ブラック、フレンチレッド、トロピカルピンク、ネイビー サイズ:高さ21cm×幅20cm×マチ17cm 素材:綿100%(キャンバス) 販売価格:各2,100円(税込) ![]() ![]() ![]() 〈ピクトさん手ぬぐい〉 特徴:手ぬぐい専門店「かまわぬ」とのコラボ商品です。枚数限定の季節商品。 カラー:そらいろ、さくらいろ サイズ:90cm×33cm 販売価格:各1,470円(税込) ![]() ![]() ![]() ・水で手洗いしてください。お湯や洗剤は使わないで下さい。 ・染め物のため色落ちは防げません。何度か洗ううちに少し落ち着いてきます。 その後も徐々に色落ちして風合いが出てきます。 ・染色の特性上、若干のにじみやムラがありますが、味わいとしてお楽しみください。 その他、取扱上の注意点についてはかまわぬ様のウェブサイトをご参照ください。 http://www.kamawanu.co.jp/tenugui/point.html 〈ピクトさん缶バッジ〉 特徴:色とりどりのかわいい缶バッジ。強度のあるフックピンを採用しています。 カラー:全25色(あか、ばら、だいだい、き、きみどり、みどり、ふかみどり、 みず、あお、むらさき、くろ、すな、さくら、わかば、そら、あい、ふじ、 あかね、しゅ、もも、はだ、からし、ねずみ、ちゃ、まっちゃ)+迷彩柄1色 ※オンラインストアでの取扱いは10色のみとなります。 サイズ:直径32mm 販売価格:各210円(税込) ![]() ![]() 【取扱店舗】 ・岡山県立美術館ミュージアムショップ KENBI CIFAKA(岡山市北区天神町8-48) ・mon cifaka(岡山県岡山市北区野田屋町1-6-17 1F) ・こちらから通販でもご購入いただけます→ mon cifaka online store ※通販も5月4日スタートの予定です。 <販売元> 社名:株式会社シファカ 本社:岡山市北区石関町1-10 A.Y.M 3F 代表者:代表取締役 作元大輔 創立:2005年12月1日 設立:2011年7月6日 資本金:3,000,000円 業務内容: ・店舗・住宅設計及び設計監理 ・家具デザイン・製作 ・プロダクトデザイン ・グラフィックデザイン ・飲食店の運営 ・インテリア・雑貨ショップの運営 ・アートギャラリーの運営 <本件に関するお問い合わせ先> 担当者:漣(さざなみ) TEL:086-236-0165 FAX:086-236-0166 E-mail:info@cifaka.jp シファカからのプレスリリースはこちらです。 「ピクトさん」グッズ 2012年5月4日販売開始 ドロップアウトカウボーイズ君という20年来の友人がいます。彼はピンク映画を年間270本以上鑑賞し、その梗概と感想をブログに書き続けています。つまり「ピンク映画鑑賞家」。彼自身は「ピンクス」という肩書きを名乗っています。 そのドロップアウトカウボーイズ君(長いのでドロップ君と言います)の感想文が、このたび1000本に達したとのこと。ドロップ君、1000本達成おめでとう。他に誰も祝う人はいないだろうけど。 彼のモットーは「鑑賞した作品の感想文はすべて書く」。年間270本で1000本ということは4年あまりで到達したのかと思うかもしれませんが、そうではありません。実際には8年ほどかかっています。 ピンク映画は通常2本または3本立てで公開されるのですが、そのすべてが新作であるとは限らないからです。すでに観た(感想文を書いた)作品を2度3度と観ることになるので、年間鑑賞本数は270本以上あっても、1000本達成には8年かかったというわけです。 ● さて、こちらがそのブログです。 真夜中のドロップアウトカウボーイズ@別館 読みにくいですね。はっきり言って友人である私もすべてに目を通してはいません。ごく少数のピンク映画愛好家以外に、このブログを訪れる人はいないようです。(ちなみに彼が「歴史的仮名遣ひ」を使っているのは福田恆存の影響です) タイトル下の説明文にも書かれていますが、彼は自分のやっていることを「虚空を撃つ無為」であると言ってます。ピンク映画の感想文を1000本書いたからといって、それがいったい何になるというのか。おそらくは無為である。そのことを、彼は自虐でもなく、開き直りでもなく、ただ「そういうこと」として続けています。 私は「なぜ続けているのか?」を彼に訊いたことはありません。なぜなら、人間とはそういうものだろうと思っているからです。答えなんてない。自分自身でもはっきり分からない情熱というものが、あなたの中にもありませんか。 ● ドロップ君がピンク映画を観始めたのは1999年だったので、もう13年前ということになります。「吸い寄せられるように」と彼は言ってました。当時26歳。 これを私なりに解釈すると、おそらく彼にとって「そこが世界の片隅であること」に意味があったのだろうと思います。ピンク映画館というのは、決して陽の当たる場所ではない。しかし、だからいい。自らを「ドロップアウト」と名乗っていることからも分かるように、ドロップ君はリア充な人間ではありません。世界の真ん中で生きることが苦手な人です。 そんな彼が「自分が居てもいい場所」として見つけたのがピンク映画館だった。あらたまってちゃんと訊いたことはないけど、きっとそういうことだろうと私は思っています。なにしろ10代の頃からの付き合いなので、行動原理はお互いに理解しているつもりです。 ● これだけ熱心にピンク映画を鑑賞し続けていると、たまに「ピンク映画の何がいいのか?」という質問をされることがあるようです。そんな時、彼は必ず「裸」と答えます。本当は他にもいろいろと言えることはあるけれど、あえて理屈は述べない。裸ありきの劇映画。それでいいじゃないか、というわけです。 ちなみにこの前「いちばん印象に残っている作品は?」と聞いてみたところ、『淫行タクシー ひわいな女たち』という答えが返ってきました。素晴らしい作品だとのことです。彼はこんな言い方をしました。「どこで誰が面白い映画を撮ってるか分からないよ」 私は残念ながらピンク映画を観たことがないのですが、1000本鑑賞した人間がベストだと言う作品なら、ちょっと観てみたいな、と思いました。関根和美監督の2000年の作品だそうです。 ● ドロップ君に聞いて初めて知ったのですが(ピンクの話は全部そうだけど)、ピンク映画の配給会社は現在3社あって、そのうち新作を製作しているのは1社だけなんだそうです。残りの2社はもう製作をやめており、旧作を配給するだけ。つまり斜陽産業なわけです。その1社が製作している本数は年間35本程度。それも年々少なくなっているそうです。 「ピンク映画はいつなくなってもおかしくない」とドロップ君は言います。たしかに年間35本というのはリアルな数字です。彼は今後もピンク映画を観続け、おそらくその最期を看取ることになるでしょう。何百回と足を運んだピンク映画館(彼は〝小屋〟と呼びます)がなくなったとき、ドロップ君は何を思うのか。私にはその気持ちを想像することはできません。 以前、ドロップ君からピンク映画についていろいろと聞いたとき、彼がこんなことを言ったのを憶えています。「低予算だし、ルーティンでつくられたような作品がほとんどだけど、何十本かに一本はグッとくる作品があるんだよ。つくった人のエモーションが見えるような」 そして彼、ドロップアウトカウボーイズは、こう続けました。 「誰にも知られないエモーションというものが、あってもいいよね」 ーー eastern youth 『矯正視力〇.六』 ドロップ君の外見は、ちょっぴり吉野寿に似ています。 ![]() 去年、滝本晃司さんのライブに一緒に参加したり、 先月こんなことをやったりした野村さんが、 勤め先の山陽学園(岡山市)で本の交換イベントを開催します。 5月26日(土) 10:00~15:00 ーー 【ブック愛を持ち寄るイベントです】 本の交換会「ブックトレード」に参加しませんか? どなたでも自由にご参加いただけます。 1.読み終えた本の中から、誰かに読んでほしい「おすすめ本」を持ってくる 2.次に読む人へ宛てた「おすすめメッセージ」を書いて本に添える ※会場で記入カードをお渡しします。 こんな感じ→ http://bukutore.jugem.jp/?eid=4 3.みんなが持ち寄った本の中から自分が読みたいと思った本を持って帰る ※持ってくる本は何冊でもOK。 持ってきた冊数と同じ冊数を持って帰ることができます ※文庫・ハードカバーなど本の種類は問いません。 (百科事典・雑誌・マンガはご遠慮ください) ※原則として同数冊での交換ですが、 提供冊数以下のお持ち帰りでも構いません 〈日時〉2012年5月26日(土) 10:00~15:00 〈場所〉山陽女子中学校・高等学校 (岡山市中区門田屋敷2-2-16) 校舎前「淑徳館」 ※雨天開催 ※公共交通機関でお越しください。市電「東山行」東山下車3分 ●ブックトレード以外にも書籍やグッズ販売など、 さまざまなコーナーがあります。 【出店ブース】 *吉備人出版_郷土本紹介 *日本文教出版_郷土の百科事典「岡山文庫」 *万歩書店平井店_こだわりの古本 *ポール工房_岡山生まれのハンドメイド雑貨販売 *岡山電気軌道_MOMO、たまグッズ販売 *森の工房・mokuan Varier_手作りパン・カレーライスの出張販売 *ドリンク販売 【特別展示】 *フランク・ロイド・ライトの系譜 *今年発見された遠藤新のテーブル 主催:山陽女子中学高校みさお会編集部・図書委員会 お問い合わせ 086-272-1181(担当:野村) nomura@sanyogakuen.net ーー 読んでお分かりの通り、単なる古本交換ではありません。 自分が読んで面白かった「おすすめの本」を交換するのです。 いい企画だと思いませんか。 普通はいらない本、もう読まない本を手放しますよね。 でもこのイベントはそうじゃない。 できれば手元に置いておきたいような、 もう一度読むかもしれないような本を、 それでも「誰かに読んでほしい」という思いで手放す。 みんながそういう気持ちで、本を持ち寄るのです。 そして会場で選んだ本を、 前の持ち主の本への愛情と一緒に持ち帰る。 どんな本が集まるのか、今から楽しみですね。 「サミュエルへの手紙」のポールさんもブース参加されますよ。 そしてランチにはぜひ森の工房さんのおいしいパンやカレーを。 私は撮影係で参加しようと思ってます。 なんの本を持っていこうかなー。 ーー 山陽学園ブックトレード公式ブログで随時情報を更新してますよ。 http://bukutore.jugem.jp/
ご近所のデザインスタジオfiftの五十嵐さんが
こんなプロジェクトをされています。 「A Way to Catch Patterns」 身のまわりにある「影」を採取し、 その模様を楽しもうという企画です。 影を採取する! なんて素敵な遊びなんだ、私もやりたい! と興奮して五十嵐さんにお願いし、 「影採取器」を借りてまちを歩いてきました。 こちらが五十嵐さん自作の「影採取器」。 窪み部分にiPhoneをはめこんで撮影します。 ![]() 少ししか採取できませんでしたが、 以下が今回の収穫です。 やってみるとなかなか難しい。 でも楽しかったー。 ![]() これはなんの影かというと・・・ ![]() シュロ。 私は以前からシュロの写真を撮ってるんですが、 さすがに影は初めてです。 ちょっと輪郭がぼんやりしすぎましたね。 距離があるとぼやけるというのは なんとなく分かってはいることだけど、 こうして影を捕まえようとしてみて あらためて実感しました。 ![]() 続いてこちらは・・・ ![]() 散りゆく桜。 ![]() これはそのまんまですね。鎖です。 次がラストです。 ![]() 網っぽいな、というのは分かると思いますが。 さてなんでしょう。 ![]() ごみネットでした。 あとから思ったんですが、 これって文字通り「撮影」ですね。 抽象的な模様を写すパターン、 具体的なモノのかたちを写すパターン、 そしてその中間あたりと、 それぞれに面白さがあるなと思いました。 昨年「まち歩き写真あそび」というイベントをやりましたが、 それに近い体験かもしれません。 「影目線」でまちを歩いてみて、 いつも見ている近所の景色が違って見えました。 この影採取、感覚としては 「空中にある見えない影をキャッチする」 という感じなんですよね。 一歩動くたびに影の表情はくるくる変わります。 これからも気になる影(光)を見たら、 なんとなく手のひらやノートなどをかざして 形を確かめてみたくなるような気がしています。 ーー 五十嵐さんがつくった 「影の模様のレターペーパー」は こちらから購入することができます。 novelax store online こういう発想、素敵ですよね。 ![]() 生活と想像力をめぐる雑誌『生活考察』Vol.3に 「ニセモノ考」という文章を書きました。 萩原朔太郎『猫町』の引用から始まる 4000字ほどの小文です。 ご注文はこちらへどうぞ。 「生活考察」編集日記 全国の取扱店一覧も掲載されています。 ちなみにVol.01では「都市観察の系譜〜今和次郎と吉田謙吉〜」を、 Vol.02では「シュロ景」という文章を書きました。 バックナンバーもまだあるようですので、そちらもぜひ。 〈キーワード〉 友人の〝のむたい〟こと野村泰介氏にお話を訊く会を岡山で開催します。 野村さんは山陽学園の教諭で、先頃「山陽学園アーカイブ」 というWebページを制作されました。 http://www.sanyogakuen.net/arc/top.html これは120年の歴史を持つ同学園の過去の記録写真や映像を Web上で閲覧することができるサイト。 当日は、このアーカイブに収録されなかった 秘蔵写真や16mmフィルムを鑑賞します。 また、東京で同潤会アパートの管理人をしていた曾祖父の話、 それを写真やスケッチで遺した祖父・中塚浩の話、 日劇や宝塚の振付師として活躍した大叔父にあたる 県洋二の話なども伺う予定です。 牛乳瓶や凹版切手のコレクターでもあり、 またマンドリン奏者でもある野村さん。 お話を伺いつつ、隙あらば その多彩な好奇心の源に迫りたいと思います。 聞き手:内海慶一 日時:3月11日(日) 13:00〜 場所:山陽女子高校(岡山市中区門田屋敷2-2-16) 参加費:無料 ●参加希望の方はツイッターで私にメンションください。 → @pictist ーー 野村さんのお祖父さんsuishiこと中塚浩が遺した写真を紹介するブログ SUISHI'S PHOTO 2011年12月に岡山市で開催した「まち歩き写真あそび」の鑑賞レポートです。参加者は8人。それぞれ別々のお題で写真を撮りました。本当は全員分を紹介したいくらいそれぞれ面白かったのですが、ここでは代表例としてスタジオ貝の小野さんが引いたお題「台」を紹介します。 まずは「こちらのページ」でこの遊びのルールをおさらいしてください。 それでは見ていきましょう。小野さんが「台」を撮った写真です。 (残念ながらすべてではありません。半分以上割愛しています) ![]() 屋根が台。そうですね。こういうことですよね。なにかが乗っているものは「台」と認識するだろうと。それはこのお題をつくったときから予想していたことです。 ![]() ベランダが台。植木鉢のための台。このあたりもまだ私の予想の範囲内です。ただ、私たちは今までベランダを「台だなあ」と思って見たことはないですよね。そこがすでに面白いと思います。 それと植木鉢の下になにか白い板のようなものが「噛まして」ありますが、小野さんはこれも台だと思って撮ったそうです。ベランダという台。その上に、また台。ダブルです。 ![]() これは台のためにつくられた台。まっとうな台ですね。 ![]() エアコンの室外機のための台。このあたりは住宅街なので、植木鉢と室外機を多く撮影することになりました。 ![]() 居酒屋の提灯看板を置くための台。二本の棒の上に乗せられています。これはなにか理由があるんでしょうかね。高さの調節でもなさそうだし。 それにしてもこんなところ普段は見ようとしませんよね。看板の文字や絵は見ても、下に置いてある棒なんて誰も注目しない。そこをじっと見ることになるのがこの遊び。 ![]() これもダブル台。道路より一段上がっているコンクリート部分が台で、さらに左から2番目の鉢の下にあるレンガも台。ここだけレンガに乗せてるのはなぜなんだろう。そんなことをみんなであれこれ言い合うのも楽しかったです。「なぜこうなったか」を考えながら見る。 ![]() この写真が出てきたときはスライドを見ていたみんながざわめきました。よく道路脇にありますよね。地中電線の変圧器かな。これも台だと小野さんは言うのです。「なにも置いてなくても台なんですか?」って聞いたら「はい、台たりえるものだから台です」と。 台たりえるものは、台・・・いいセリフです。なんというか、ここで次の段階へ行ったな、と思いました。小野さんに「いちばん最初にこれを見ていたら撮影していましたか?」と聞いたら「してなかったと思う」という答え。20枚30枚と撮り続けてきた挙げ句にこれを見たから、これを台だと思ったということです。 ![]() さらに衝撃だったのがこれ。この写真が映ったとき、みんな一瞬「?」となったんですが、聞いてみると奥の2台のクルマが停めてある白いコンクリート部分、あのスペースが台だと言うんです。 まわりのアスファルト部と高さの違いはほとんどないですよね。「高さがなくても台です」と小野さん。またいいセリフが出ました。 ![]() いろいろ割愛しながら紹介してるので唐突感があるかもしれませんが、たくさん写真を見続けてここまでくると、もう見てる我々も「ああ、まあそうですねえ」っていう感じになるんです。今見ると「ただの石じゃん」って思いますが、流れの中で見てるとなんとなく納得してしまう。 撮影してる本人はもちろん大まじめです。これも台たりえるから台だと。植木鉢の下に置いてあるレンガや石をたくさん見続けてきたために、石単体でも「台」に見えるようになったのでしょう。 ![]() これも台だと。このあたりまでくると見てる側も「台ってそもそもなんだっけ?」の暗黒面に堕ちていってます。撮影者本人も意識と無意識の中間みたいなところで撮ってるのでしょう。 ![]() これもなぜ一番左だけレンガを入れてないのか、気になりますね。あなたも考えてみてください。これを置いた人の気持ちになって。 ![]() 自転車の荷台。 ![]() 植木鉢はけっこう台に乗ってるんだな、ということがだんだん分かってきますね。私は園芸の趣味がないのではっきりとした理由を知らないのですが、地面の熱が直接鉢に伝わらないようにとか、そういう意味があるのでしょうか。でももしそうだとしたら、逆に台に乗せていない鉢があるのはなぜなんでしょう。 ![]() こういうのも実に味わい深いですね。なぜこういう置き方をしたのか、想像しながら見るのが面白い。 ![]() ほら。台に乗せる鉢と乗せない鉢の違いはなんなんだろう。誰か知ってたら教えてください。 ![]() 幅と奥行きと高さと、いろんな条件が合致したものが台として使われるわけですよね。そのあたりも考えながら見ると面白いと思います。 ![]() これもダブル。コンクリートの台の上に、黄色いケースの台。ケースの下の空間になにかしまってあるのが見えますね。台にもいろんな智恵が隠されています。 ![]() トラックの荷台。 ![]() これは複雑。台が何層にも組み合わさっています。右上の、バケツがバケツの台になっている様子なんかもいいですよね。 ・・・しかし冷静に考えるとこれを見て「台が組み合わさっている」と思う人は普通いないわけです。撮影者も、そして後からそれを鑑賞している私たちも、すっかり「台目線」で世界を見ている。 ![]() こちらはさらに複雑です。もうなにがどうなってるのか。クリックして大きな写真で見てみてください。台は全部でいくつあるでしょう・・・ ![]() まだまだあります。残りはコメントなしでどうぞ。できれば一枚ずつゆっくり見てください。撮影者の小野さんの気持ちを想像しながら。そして「台」をつくった人の気持ちも想像しながら。 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() いかがでしたか。毎日見ている通勤路も、自宅の近所の景色も、こうして少し見方を変えるだけで新鮮に思えてきます。世界にはいろんな表情があって、それがレイヤーのように幾重にも重なっている。また人それぞれ見ている景色は違うし、自分自身の中でさえも、刻一刻と世界の見え方は変わっているのです。 それを意識して凝視すると、自分の知覚の輪郭に触れられる瞬間がある。それがこの遊びの面白さの核だと私は思っています。 みなさんも機会があればぜひやってみてください。「見たことあるのに、見えてなかった」。そういうものが、世界には(あるいは自分の脳の中には)たくさんあることに気づくはずです。
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